サヨクの嘘を暴け! 〜放射能編〜 《跡地》
【原発事故】 「広島原爆の被曝者に白血病が多く発症しているというデータが存在するぞ」 【不
安厨】
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【問】
> 白血病「両親被爆」に多く発症 広島大調査
> http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012060301000446.html (魚拓
>
> 広島原爆で被爆した親を持つ「被爆2世」のうち、原爆投下後10年以内に生まれ、
> 35歳までに白血病を発症したケースは、両親とも被爆した2世が少なくとも26人に上り、
> 父親のみ被爆の6人、母親のみ被爆の17人に比べて、多いことが
> 広島大の鎌田七男名誉教授(血液内科)らの研究で分かった。
>
> 長崎市で3日開かれた原子爆弾後障害研究会で発表した。
>
> 2世を対象にした従来の調査では、日米共同運営の研究機関「放射線影響研究所」
> (広島市、長崎市)を中心に「親の被爆による遺伝的影響はみられない」との研究結果が
> 数多く出ている。
つまり、片親が被曝した子よりも両親が被曝した子の方が明らかに白血病の罹患率が高い。
これは、被曝が遺伝に影響する証左であるッ!(キリッ
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【答】両親が被曝した2世の総数が片親が被曝した2世の総数よりも多いのであれば、両親が被曝し
た2世の方に白血病が多く発症しても何の不思議もない。
つまり、上の記事だとサンプルの分母が判らないので、何とも評価のし様がない。
そこでgoogle先生に訊いたところ、以下のサイトを発見しました。
狗HK由来の情報が↓コチラに載っています。
2012.06.05 リュウマの独り言
http://ryuma681.blog47.fc2.com/blog-entry-589.html (魚拓)
> 広島県内で、原爆で被爆した人から生まれた「被爆2世」について、
> 両親とも被爆した人は、どちらかだけが被爆した人と比べて
> 白血病になる割合が高かったことが、広島大学の研究グループによる調査で
> 初めて確認されました。
>
> この研究結果は、およそ12万人の広島県内の被爆2世について広島大学の研究グループが
> 病院の診断記録などから調査し、3日、長崎市で開かれた研究会で発表しました。
> それによりますと、被爆後10年以内に生まれたおよそ6万3,000人のうち
> 両親とも被爆していた人は1万4,000人余りと4分の1以下だったのに対し、
> この中で35歳までに白血病になった49人のうち、両親が被爆した人は26人と
> 半数を超えていました。
> 父親か母親だけが被爆した人と比べ、明らかに高い割合で白血病を発症していることが
> 初めて確認された ということです。
> 被爆の遺伝的影響は、日米共同の放射線影響研究所などが終戦直後から行ってきた調査では
> 確認されておらず、今回の研究がその解明に役立つと注目されます。
この程度の数値で「福島の人とは結婚しないほうがいい」だの「今後、福島での発がん率が上がり、
肢体の不自由な子どもが発生する懸念がある」 だのいう事は出来ない。
確かに2005年度統計に於ける人口10万人あたりの白血病罹患率は7.1人である(から人口10万人
あたりに換算して77.8人となる広島被曝者2世の白血病罹患率は多いように見える。
しかし、6万3,000人の被曝1世は35年間で49人(人口10万人あたり換算で約77.8人)なのである。
3 5 年 間 で 、 だ。
統計に於ける日本の人口10万人あたり白血病罹患率はアタリマエだが当年だけの数字だ。
だから人口10万人あたり7.1人の日本人平均白血病罹患率が同じ推移で35年間経過すればその累
計は7.1×35=248.5・・・凡そ250人近くが白血病に罹患することになる。
一方で広島原爆の被曝者6万3,000人の35年間白血病罹患者累計はたったの49人。
10万人換算でさえ77.8人でしかない。
およそ3分の1である。
なんと! これだけを比較すれば広島原爆の被曝者の方が白血病に罹患し難いのだ!
ちゃんと考えて読んだら結論が逆になってしまったではないか。
> 被爆後10年以内に生まれたおよそ6万3,000人のうち
> 両親とも被爆していた人は1万4,000人余りと4分の1以下だったのに対し、
> この中で35歳までに白血病になった49人のうち、両親が被爆した人は26人と
> 半数を超えていました。
が正しい情報なら
> 父親か母親だけが被爆した人と比べ、明らかに高い割合で白血病を発症していることが
> 初めて確認された ということです。
という結論以前に、広島原爆の被曝者の方が白血病に罹患し難いという結論が出てしまうのである。
ネタバラシしよう。 これは統計のマジックである。
有意水準未満の事象は、その数値の大小に確率的意義はないのだ。
放射能が絡むと判断が鈍るみたいなので、分かり易い例に置き換えて考えてみよう。
塾生1万人を抱える進学塾があるとしよう。 その塾で去年に東大へ合格した受験生が30人居て、今
年は60人が合格したとしたら、その塾は東大への合格率が2倍になったと喧伝して良いだろうか?
喧伝するのは勝手だが、それで入塾希望者が増えるとは思えない。
大凡の反応は「たまさか勉強の出来る受験生が多く入塾しただけ」となるだろう。
つまり、0.3%が.0.6%になっても有意水準未満の事象だから「確率が2倍になった」という評価は当
て嵌まらないのである。
有意水準というのは、厳密な評価であっても1%以上は必要だからだ。
ましてや白血病罹患率に至っては、日本人全体の平均で年間0.0071%,広島原爆被爆者2世の平
均で年間0.0022%(49÷63,000÷35)。
そんな数値は、有意水準というレベルに対して遥か彼方だ。
今回は偶さか [ 広島原爆被爆者2世の白血病罹患率 ] < [ 日本人全体の白血病罹患率 ] となった
が “<” が “ >” に変わったとしても評価は同じだ。
3倍だろうが5倍だろうが、どっちが上だろうがどっちが下だろうが、全く意味なんかないのだ。
―― 有意水準未満の事象は、その数値の大小に確率的意義はない ――
これは中学で習う『確率』の基本である。
バカサヨクの撒き散らす嘘に振り回されないように、せめて中学レベルの算数はマスターしておきまし
ょう。
ちなみに。 あらためて書くまでもなく
> 父親か母親だけが被爆した人と比べ、明らかに高い割合で白血病を発症している
は、偶然にそうなっただけで確率的な有意性はまったくない。
有意水準を無視して記事をそのまま評価するとこうなる。
広島に落された原爆によって両親とも被爆していた2世は1万4,000人。
この中で35歳までに白血病になったのは26人であるから24÷14,000÷35より両親が被曝していた場
合の白血病罹患率は年間約0.005%。
また、同じ原爆で片親が被曝していた2世は63,000-14,000より4万9,000人。
この中で35歳までに白血病になったのは49-26より23人であるから23÷49,000÷35より片親が被曝し
ていた場合の白血病罹患率は年間約0.001%。
一方、2005年度統計に於ける白血病罹患率は年間約0.007%であるから、子供に白血病が発症し
ないようにするためには、両親であれ片親であれ被曝している方がいずれも被曝していない場合よりも
好ましい。
ただし、両親が被曝している場合の白血病罹患率は、どちらも被曝していない場合に比べてあまり差
が無い。 片親が被曝している場合の白血病罹患率は、どちらも被曝していない場合に比べて7分の1
に下がるので、もし自分の子供に白血病が発症しない様に、と願うなら今回の福島第一原発事故によ
って被曝した人と非汚染地域の人が結婚することが望ましい。
・・・危険厨が火病を起こして怒り狂いそうな結論だな。 さすがに笑えるw
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